2023-コンサートレビュー

1/29(日)i cantanti重唱勉強会14:00 八事聖霊修道院ミッションセンター
鈴木是雄(独唱)
太田花菜(独唱)
牧 和子・丹羽鍵次
牧 美温・寺田明珠香
加藤佳子・児山智美
森下久美子・桝永早苗
馬場庸子・馬場文雄
新美 典・河田由美子
鈴木明子・吉田尚子
竹山雅子・水野安映
井原妙子・市原正樹
福島千衣子・堀山淳子
安藤歌那・安藤純子
堀江裕美子・佐藤美代子
今井律子・佐野久美子
阪井いづみ・川端 薫
丸山友子・木村桂子
松浦千秋・飯沼 緑
高瀬友紀・可児修司
加藤和子・山本治樹


ピアノ 岡戸弘美 小栗多香子 福永真弓
 

・・・終了 3年ぶりの重唱勉強会になりました。

    初めて行った八事聖霊修道院ミッションセンターは、響きもよく気持ちよく演奏できたのではないかなと思います。

    お客様もたくさん来てくださって、とてもいい会になったと思います。

名古屋二期会・芸創オペラ
3/4(土)オペラ「森は生きている」プレコンサート18:00
  5(日)一月・総理大臣役11:30
作曲 林光 原作 サムイル・マルシャーク名古屋市芸術創造センター
指揮 小島岳志 演出 右来左往 ピアノ 山本敦子
1階席 5,500円 2階席 4,500円 全自由席

・・・終了 久しぶりのオペラ出演でした。

    今回は森の月の聖霊12名がもう一役ずつ役を重ねるというものでした。

    台詞もたくさんあるのでオペラと言うより合唱のたくさんある音楽劇のような作品でした。

    右来左往さんの演出はスピーディで美しいものでした。

    早着替えもたくさんありましたが出演者はそれに応えるべく随分練習を重ねました。

    お陰でとてもいい舞台になったのではないかと思います。評判もとてもよくて嬉しい限りです。

    私も台詞や歌がたくさんあるので暗譜が大変でしたが、なんとかやりきることができたと思います。

    公演終了時にはやりきった感があってとてもホッとしました。

    久しぶりに上演組だけの打ち上げがあってとても楽しく過ごせました。

    いよいよコロナ禍以前の元の生活が戻ってきたかなと嬉しくなりました。

4/270th Aniversary Consert 榊原佳子
初恋 海辺の恋 猫の二重唱 小さな空 他11:00
ほしざきホール(知多信用金庫)
・・・終了 榊原さんは県芸時代の同門のお世話になった先輩で、彼女が50才、60才の時に続いて3回目の出演となりました。

      午前中の本番でしたが、思いのほかうまくいきました。

      100名のお客様もとても集中してくださり、気持ちのいい本番になりました。

      猫の二重唱も猫耳をつけたり小さなのと大きな魚のぬいぐるみを使ってコミカルに演じ大変うけました。

      昼食のついているコンサートでしたが、会場のテーブルで大先輩に囲まれながら食事をしていると、

      知り合いの声楽家もけっこう聴いてくださっていてあいさつに来てくださいました。

      やはり喉の調子がいいと楽しい本番になります。

6/23(金)i cantanti 特別公演 オペラ「泥棒とオールドミス」&コンサート18:30
演出&指導昭和文化小劇場
入場料 1,500円(全自由席)

第一部 歌曲

   丸山友子 むこうむこう サルビア 霧と話した Convien partir

   川端 薫  おんがく 湖上 海と涙と私と さびしいカシの木

   木村桂子 An dem Seeシューベルト 花のなみだ すてきな春に

   坂本 肇  ジプシーの歌(ドヴォルザーク)

   ピアノ 野村 愛 

第二部 オペラ「泥棒とオールドミス」(メノッティ作曲 日本語上演) 演出 井原義則

  配役

   ミス・トッド      井原妙子

   ミス・ピンカートン    加藤和子

   レティーシャ       川村友乃

   ボブ          早川達司

   ピアノ          池田真由子

・・・終了 前半のコンサートはピアニストの猪子杏奈さんが腱鞘炎の為出演できなくなってしまったので、

    急遽オーストリア、グラーツ国立音大を伴奏で大学院を修了された野村愛さんにお願いしました。

    彼女はさすがに素晴らしい伴奏をしてくださってこのコンサートを力強く支えてくださいました。

    歌い手もそれに負けないくらいいつもの実力を発揮されて、いいコンサートになったと大変嬉しく思いました。

    後半は2020年に企画した者でしたが、コロナ禍で3年経ってやっと実施することができました。

    本当に嬉しく思います。細かい練習を重ねて隙のない素晴らしい舞台ができたと自負しております。

    お客様もたくさん入ってくださり、笑いが巻き起こる素晴らしい舞台になりました。

    出演者の4人ともが歌に演技に素晴らしいパフォーマンスを発揮してくださいました。

    演出をした自分としてもこれまでの演出の集大成になった感があり、大変大変嬉しい舞台となりました。

6/24(土)i cantanti 第24回発表会14:00
6/25(日)出演者等未定昭和文化小劇場
  発表会 24日(土)
        太田花菜(Deh, più ame non v’ascondete・リフレクション) 
        寺田明珠香(おやすみ・Sogno)   
        森結加(はなやぐ朝&もう1曲未定)      
        伊藤典子(つばさ・Nel cor più non mi sento)
        加藤佳子(Lasciar d’amarti・落葉松)
        清水律子(丹沢・Lascia ch’io pianga)
        河田由美子(笑い・Pieta Signore)
        市原正樹(くちなし・O del mio amato ben)
        森下久美子(ひぐらし・L’ultima canzone)  
        福島千衣子(からたちの花・さびしいカシの木)   
        新美典(霧と話した・Preghiera)
        堀山淳子(Sebben crudele・Voi che sapete)
        佐野久美子(日記帳・Mi chiamano Mimi)
        飯沼緑(Segreto・Vissi d’arte)
        清水莉緒(母のこえ・この柔らなレースの中で)


  発表会 25日(日)
        牧美温(さくら横ちょう・Rosa)
        高橋潤羽(風をみたひと・Serenata)
        小木曽春音(Vedrò con mio diletto・Una donna quindici anni)
        馬場文雄(丹沢・Se tu m’ami)
        児山智美(初恋・In solitaria stanza)
        馬場庸子(くちなし・O del mio amato ben)
        今井律子(椰子の実・Addio!)
        吉田尚子(海と涙と私と・O del mio dolce ardor)
        丹羽鍵次(Lascia ch’io pianga・落葉松)
        佐藤美代子(Lydia・歌の翼に)
        桝永早苗(悲しくなった時は・Che farò senza Euridice)  
          鈴木明子(ロマンチストの豚・Nella fantasia)
        渡辺朱実(はなやぐ朝・私は芸術のしもべ)
        松浦千秋(Dormi bella ・この柔らなレースの中で)
        堀江裕美子(春の声) 
        阪井いづみ(すてきな春に・ドレッタの夢)
        可児修司(ほおの涙)
        高瀬友紀(ゆく春・Mi chiamano Mimi)
        安藤徳(九十九里浜・Non t’amo più)
        牧和子(日記帳・ある晴れた日に)
        山本治樹(Sogno・わが祖先の墓よ)


ピアノ  
小栗多香子(日曜のみ)・福永真弓・野村愛・池田真由子・宮脇彩永

・・・終了 毎年、普段の力を発揮できない方が何人もいらっしゃって、とても残念な思いをする発表会ですが、

    今年はそういうことがなくて、皆さん存分に歌ってくださいました。

    10代から80代までの幅広い年齢層の皆さんですが、大学生を除いて専門教育を受けられた方が一人もいらっしゃいません。

    そんな歌が何よりも好きな方々が、私の細かいレッスンに四苦八苦しながら、少しでも高みへと思って取り組んでくださいました。

    そしてそれを実現してくださいました。

    本当に有り難く嬉しいことだと思います。そしてそれを支えてくださる素晴らしいピアニストたち。

    とても充実して嬉しい三日間になりました。

女声合唱団イデアーレコンサート
7/2(日)指揮と独唱13:30
オペラ座の怪人等しらかわホール
 

 第一部 愛唱歌 ピアノ 岡戸弘美

    寂庵の祈り 花の首飾り 心の瞳 思い出がいっぱい おひさま サボテンの花 You Raise Me Up

 第二部 独唱 

    井原妙子 献呈 はすの花(シューマン)ピアノ 西岡雄太

    井原義則 さびしいカシの木 ロマンチストの豚 ピアノ 西岡雄太

    河合諄 組曲「ホルベアの時代から」より「前奏曲」(ピアノ独奏)

    鈴木健司 組曲「6つの歌曲」より「ある夢」

 第三部 オペラ座の怪人より ピアノ 岡戸弘美

      Think of me エンジェル・オブ・ミュージック オペラ座の怪人 ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト 

      プリマドンナ オール・アイ・アスク・オブ・ユー マスカレード 墓場にて ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン 

      アンコール ムーンライト伝説

・・・終了 4年ぶりのコンサートでした。イデアーレとしては初めて しらかわホール での演奏でした。

    この素晴らしいホールは本当に気持ちのいい響きで団員も歌いやすく毎回ここで行いたいと思いました。

    来年2月まででこのホールがなくなるのが残念でなりません。

    本番は初めてマスクを外しての合唱となりました。

    皆さんや私の表情がよく分かり、表情で伝わることが多く一体感を味わいながら気持ちのこもったいい合唱になったと思いました。

    二部では私は独唱を歌いましたリハーサルで合唱指導して、本番で指揮と解説をした中だったので声は絶好調とはとても言えませんが、

    少々言葉の間違いがありながらも久々のホールで気持ちよく歌えました。

    三部の「オペラ座の怪人」ハイライトは素晴らしい編曲もあって、9曲を集中力を持って演奏することができたと思います。

    多くの方々からたくさんの賛辞を頂戴しました。このようなコンサートに参加できたことに感謝です。

7.29(土)オオスシンガーズ(ロータリークラブ全国合唱祭)12:00
大空と大地の中で・どんなときも(指揮)神戸 ポートピアホール
・・・終了 朝早く名古屋から会場入りしました。
      全国から25組の合唱団が集まり、日頃の練習の成果を披露しました。
      オオスシンガーズは11番目 軽快に確実に歌われたので指揮をしながら嬉しくなってきました。
      講評の先生からいただいた言葉はお褒めの言葉乳母レードの大絶賛!
      ただ、楽譜から目が離れないので客席に目を向けてくださいというアドレスをいただきました。
      その後の懇親会も楽しく、いい日になりました。

8/12(土)豊田オペラグルッポ
8/13(日)フィガロの結婚(演出)豊田市文化会館小ホール

・・・終了 台風7号の接近が心配されましたが、無事にいいお天気の中開催することができました。

    3年前に企画されていたこの公演でしたが、コロナ禍でこの時期に伸びてしまいました。

    それでも今年の10月ごろにと考えていたのが会場がなかなか取れなくて2ヶ月ほど早く上演することになり、

    いつもの公演より稽古時間が短くなってしまいました。

    私の演出は大変細かい方なので、なるべくたくさん稽古をして稽古の中でよりよいものににしていくことがいつもの私のやり方なのですが、

    稽古時間が短くなってしまったので本番一月前ぐらいからは稽古翌日に細かいダメだしをメールで送るということにしました。

    参加者がしっかり皆そのメールの内容を理解し、次までに修正してくれました。ゲスト出演者にも素晴らしい実力者が揃ったこともあって、

    本番は実に素晴らしいものになったと思っています。

    久々の市民文化会館小ホールはこのオペラをするのに規模もちょうど良く、三河先生が編曲、指揮してくださったオーケストラも美しく

    しかも音量をちょうどいい感じに抑えてくださったので言葉もよく分かりお客様が皆さん大変楽しまれたようで、本当に嬉しい限りでした。

ピッコロオペラコンサート14:00
9/17(日)シューマン 君は花のように 新緑 君の顔 
シューマン 二重唱 君を想う ダンスの歌
ブラームス四重唱「愛の歌」等
長久手文化の家 風のホール
入場無料
・・・終了 長久手文化の家の風のホールで初めて歌いました。こぢんまりした響きのいいホールで歌いやすかったです。
      とても残念ながら暗譜ができずに見譜となりましたが、歌としてはまずまずだったのではと思いました。
      妻との二重唱は割に上手くいったと思います。
      ブラームス四重唱は妻ともですが先輩と歌うことができて嬉しく思いました。

ドイツフェスティヴァル2023
人生に乾杯!
〜皆様と 笑顔いっぱい ご一緒に〜
13:30
9/18(月祝)レハール メリー・ウィドウ・ワルツ
シューベルト 菩提樹 魔王
ロッシーニ 猫の二重唱
日本全国酒飲み音頭
北酒場 あの素晴らしい愛をもう一度
武満徹 小さな空
久石穰 Stand Alone 他
半田レンガ建物
入場無料
・・・終了 この日も先輩とのマイクを通してのコンサートでした。
      すべて見譜でしたが、それでも魔王は間違えて歌ってしまいました。
      気付かれたかどうかは分かりませんが・・。
      様々な歌を歌いましたが、めったに歌わない演歌の「北酒場」が自分の中でも一番盛り上がりました。
      楽しく演奏できました。

今年を振り返って

  コロナ禍が落ち着いたのでたくさんのオペラやコンサートが実現できて本当に嬉しい年になりました。オペラにも出演できましたし、演出もできました。特に「泥棒とオールドミス」は自分の演出の集大成になったと思っています。YouTubeにアップしましたが、大変素晴らしい評価をいただいて嬉しい限りです。豊田オペラグルッポも「フィガロの結婚」も予算がない中そして準備期間が短い中たくさんの工夫を凝らして、皆さんもよく頑張っていただいていい公演になったと思います。来年は年明け早々2つのオペラの主役をやらせていただきますが、年齢に負けないよう頑張っていきたいと思います。

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