2007年コンサートレビュー
2021.05.07
1/14(日) 2007パティオ・ニューイヤーコンサート
喜歌劇「こうもり」抜粋 演奏会形式 アイゼンシュタイン役
松尾葉子(指揮) セントラル愛知交響楽団 パティオ・シアター合唱団
ロザリンデ 荻野砂和子 アデーレ 大須賀園枝
<15:00 知立市文化会館>
・・・終了 コンディション作りが難しかったのですが、本番はなんとか調子よく歌うことができました。松尾さんの指揮も
テキパキと気持ちよく、共演者も合唱も良い演奏をしたのではないかと思います。席は早くから売り切れの盛況で、
一杯のお客様もとても楽しそうにニコニコして聴いて下さって、楽しんでいただけたと思います。
今年のさい先よいスタートになりました。
1/22(月) タイホーグループ新年会
誰も寝てはならぬ マイウェイ トゥナイト
<18:30 全日空グランコート名古屋ホテル>
1/28(日) i cantanti第8回発表会(門下生発表会)
<15:00 スタジオあい>
・・・終了 最近門下になった方中心の発表会。歌う前に曲の解説をしてもらい、温かい雰囲気で12組が歌いました。
用意した椅子が一杯になり、とてもいい雰囲気で行うことができました。
この後の、打上兼新年会も45名の参加者を得、大変盛り上がり楽しいひとときを過ごすことができました。
2/ 9(金)
/10(土)
/11(日) 名古屋市文化振興事業団2007年企画公演・名古屋市文化基金事業
(5回公演) オペレッタ「伯爵令嬢マリッツァ」(E・カールマン) タシロ伯爵役
マリッツァ やまもとかよ タシロ伯爵 井原義則
リーザ 加藤恵利子 ジュパン男爵 鏑木勇樹
演出 加藤 直 音楽監督・指揮 古谷誠一 セントラル愛知交響楽団
S席4,000円 A席3,000円(全指定席)
<名古屋市芸術創造センター 9日 18:30 10日/11日 13:00 18:00>
・・・終了 名古屋市文化振興事業団の公演には今回で8回主演したことになります。何度もこの公演に参加するのは、
この地区の、音楽、芝居、舞踊の人が一緒になって、素晴らしい舞台を作ろうとする姿勢がとても楽しい
からです。今回も若者やベテランが一緒になってよく頑張ったと思います。指揮の古谷氏と演出の加藤氏の
チームワークもよく、役者も揃ってなかなかいい舞台ができたのではと思っています。もう一つ素晴らしい
と思うのは、スタッフのチームワークです。舞台監督の遠藤氏を中心としたチームは最高のものを作ろうと
いう気概に溢れ、私たちキャストが思いきり舞台で力を発揮できるようにあらゆる努力を惜しまないで、
力一杯やってくれました。本当に感謝したいと思います。3日間で5回連続公演という、殺人的とも言える
スケジュールでしたが、やはりこれが大変でした。4年前の「ショーボート」のラベナル役をやったときも、
4回目の公演で声が出なくなってしまいました。ドーピングをしてなんとか5回目を終えることができたの
ですが、今回はその時よりも本格的なオペレッタで、歌がさらに重要な役割を担うので、ドーピングの準備
をして公演に臨みました。しかし連日の稽古で喉がすでに痛んでいて、初日はなかなか思うように声が出ず、
2日目からドーピングをしたところ、回を重ねる毎に調子が戻り、最終的には最後の公演が一番よく歌えた
と思います。事前には5回目にはもう声がないかも知れないと覚悟をしていたので、何とか5回公演を歌い
きることができてホッとしています。お客様は連日満員で、大変評判も良く、素晴らしい評価もたくさん
いただきましたが、私の家族の批評が大変厳しい(いつも厳しいのですが)もので、そのギャップの大きさ
に少し驚きました。いずれにせよ、今年の目標であるコンディション作りが、ひどいものにならなくて
ホッとしています。
2/18(日) 長久手センチュリーコーラス
ミサ曲第5番 (シューベルト)ソロ
<14:00 長久手文化の家 森のホール>
・・・終了 数年前、ウクライナで演奏した曲で、指揮の山田信芳氏とバリトンとの末吉利行氏はその時のメンバー
でした。リハーサルではオーケストラの前でソロを歌ったのですが、本番ではオーケストラと合唱の間で
歌いました。私にとってはその方が歌いやすくて、きっと客席にもその方がまとまって聞こえたのではと
思います。よく思うのですが、大きいソリストが前に立つと、オーケストラの方は指揮が見にくいのでは
と思います。今回はソロの4名が皆大きかったので、余計にその場所でよかったと思いました。
声の調子はまずまずでした。
2/28(水) 長須賀小学校100周年行事
長須賀小学校校歌、オー・ソレ・ミオ、さんぽの歌
<11:00 長須賀小学校>
・・・終了 冒頭に校歌を歌った後、司会者が今度はマイク無しで歌いますと言ったときの、エーッ!という、とても
素直な反応に、とても嬉しくなりました。小学校で歌ったのは何年ぶりか忘れてしまいましたが、なかなか
いいものだと思いました。風邪を引いてしまいましたが、歌はなんとか歌えてホッとしました。
児童参加のおもちゃのシンフォニーに時間がかかり、上の曲のみになりました。
3/4(土) そうだ!オペラをみよう
/5(日) 新人発信In四日市Vol.4
司会とパリを離れて、メリーウィドウワルツ、トゥナイト
<3日18:00 4日15:00 四日市文化会館 第2ホール>
・・・終了 プレゼンターということで、また、司会をしました。最近おしゃべりをすることが増えてきました。
ベテランの方も出演されて会を盛り上げられていましたが、四日市の新人の方たちも、結構実力があって、
今後、楽しみだなと思いました。合唱やフラメンコ、バレエなども随所に織り込まれて、変化のあるなかなか
楽しい、いい舞台だったと思います。私も風邪もほとんど治って、まずまずだったかなと思います。
3/22(木) 陶生病院コンサート
乾杯の歌・トゥナイト・日本の歌メドレー・ふるさと
<17:30 瀬戸陶生病院>
・・・終了 病院のロビーに150名ぐらいの患者さんやスタッフの方が熱心に聴いてくださいました。
コンサートは病院のメンバーで構成された20名ぐらいのオーケストラで演奏される30分ぐらいの
プログラムでしたが、その中で、山口雅子(S)さんと、いくつかの2重唱をさせてもらいました。
声の調子はよく、大変喜んでいただけたようで、とても嬉しく思いました。
4/1(日) 下垣真希コンサート
ショートオペラ「男と女の物語」男役(台本・構成 井原義則)リゴレット・ボエーム・フィガロの結婚
椿姫・メリーウィドウなどより
からたちの花・野の羊・花の街・花
4,500円(全自由席)
<15:00 名古屋市芸術創造センター>
・・・終了 リハーサルを2回行ったので、ちょっとくたびれ気味の声になってしまいましたが、このところ声が
休まっていたので、なんとか無事に歌うことができました。「男と女の物語」は昨年11月馬場浩子さん
のリサイタルを機に作ったものですが、オペラのアリアや重唱を全部替え歌にして、恋愛に失敗し仕事に
生きる女と、何でも思い通りにことが運ぶと思っている軽薄な男の恋愛物語です。オペラファンの方には
お叱りを受けるのではと思っていたのですが、先回も今回も大変喜んでいただけたようです。なにしろ
音楽は折り紙付きの素晴らしさですから・・。これに気をよくして第2弾を考えようと思います。
今日はその上にとても楽しいことがありました。歌曲の部になって、MC(トーク)で舞台に呼ばれた時、
「今、楽屋でテレビを観ていたら、ニュースでヤンキースの松井秀喜選手と、松本幸四郎のお嬢さんの
松たか子さんが婚約したと言っていましたよ。」と言ったら、600名を越える満員の会場が大騒ぎに
なり、エイプリルフールだと言ったら、また大受けしました。舞台に出る前、舞台袖にいる時にこれを
言おうと思いついたので、ドキドキしてしまいました。舞台に上がる前にこんなにドキドキしたのは
久しぶりだなと思いました。
4/9(月) LCコンサート
イタリアの歌曲の今昔 井原妙子(S)岡戸弘美(P)
アマリッリ Amarilli G.Caccini(1545~1641)
私を死なせて Lasciate mi morire C.Monteverdi(1567~1643)
私を泣かせてください Lascia ch'io pianga G.F.Handel(1685~1759)
いとしい女よ Caro mio ben G.Giordani(1753~1798)
私は家をつくりたい Me voglio fa'na casa G.Donizetti(1797~1841)
溜め息 Il sospiro
マリンコニーア Malinconia,Ninfa gentile J.Bellini(1801~1835)
四月 Aprile P.Tosti(1846~1916)
苦しみ Tormento
花占い M'ama.. non m'ama P.Mascani(1863~1945)
セレナータ Serenata
心に感じる Sento nel core S.Donaudi(1879~1925)
ああ愛する人の O del mio amato ben
霧 Nebbie O.Respighi(1879~1936)
雪 Nevicata
一つのバラに A una rosa P.Cimara(1887~1967)
海の詩 Stornellata marinara
<18:30 中部レンダースホール>
・・・終了 このコンサートも毎年呼んでいただいて、大変嬉しく思っているのですが、今回は「イタリア歌曲今昔」と
いう題で、解説を交えてイタリア歌曲の歴史を巡るという、初めての試みでしたが、私の声の調子も良く、
気持ちよく歌え、解説の分かり易さと共に、とても好評でした。お客様もみなさんとても熱心に
聞いて下さり、最後は、アンコール曲を会場のみなさんと一緒に歌うという試みもしましたが、これも
よかったようでした。満足度の高い演奏会でした。
4/29(日) 山口雅子後援会第七回コンサート
トゥナイト・君住む街・エーデルワイス・猫の2重唱
<14:00 瀬戸エンゼルホール>
・・・終了 このコンサートにはもう何度か出演させていただいています。響きの良いホールで今日も満員のお客様でした。
今回は、君住む街の暗譜に大変苦労しました。日本語で歌ったことはあるのですが、英語で歌うのは初めてで、
長い歌ではないのですが、なかなか覚えられなくて、日本語でお願いしようかと思っていた時、NHKの「プロ
フェッショナル」という番組をたまたま見ていて、大変自分を恥じ、やはり全力を尽くしてしっかり覚えようと
思い直しました。まあ、なんとか歌えて、とても嬉しかったです。
アンコールの後に、「ふるさと」を歌いながら会場を巡るのですが、とてもたくさん握手を求められ、これも
大変嬉しく思いました。
5/13(日) 東海高校父母懇談会総会
合唱団「イデアーレ」指揮
ヴェネチアの歌 運がよけりゃ 北斗
<13:00 東海高校講堂>
・・・終了 たくさんのお客様の前で、イデアーレを初めて指揮しました。昨年末から、体から声を出す練習を重ねてきたので
いい声が出たと思います。また、音楽的にもいいものを聴いていただいたことができたと思います。
イデアーレの方々も、満足げでした。
6/2(土) 第13回全日本ロータリークラブ親睦合唱祭
「オオスシンガーズ」 指揮
大須ロータリーソング ありがとうは私から
<12:45 札幌コンサートホールKitara大ホール>
・・・終了 とても素晴らしいホールでした。こんな場所でまだ、出来たばかりの10名ほどの合唱団が演奏できるなんて、
さすがにロータリークラブだと思いました。札幌東ロータリークラブのかたが、オオスシンガーズの世話役に
一名付きっきりで、お世話をしてくださいました。24団体が参加しましたが、オオスシンガーズが一番声が
出ていたと思います。大変高い評価をいただいて、皆とても満足しました。
6/15(金) 想念寺特別音楽会
「井原義則 こころのうた」~日本・イタリア~
この道 からたちの花 待ちぼうけ 椰子の実 初恋 ちんちん千鳥 落葉松
セレナータ 苦しみ ああ愛する人の 忘れな草 朝の歌 オー・ソレ・ミオ
<13:30 想念寺(名古屋市熱田区)>
・・・終了 いつもオオスシンガーズや歌の会でお世話になっている想念寺での演奏会でした。ご本堂で、読経から始まり、
デイサービスの方々をお招きして、一般の方もいらっしゃるという形式でした。喉の調子はよく、住職が楽しく
いろいろと説明して下さったこともあって、とても静かに熱心に聴いて下さいました。前半の日本歌曲で
失礼しますとおっしゃっていたデイサービスの方も、最後まで聴きたいと言ってくださり、みなさん最後まで
よく聴いて下さいました。とても嬉しく思いました。みなさん喜んでいただいたようで、満足度の高い
演奏会でした。また、歌の会の「カンタービレ合唱団」も最後に歌ってくださり、大変盛り上がりました。
6/20(水) 三井アーツ友の会主催
仲間と奏でるあじさいの詩Vol2
~初夏に贈る日本の歌~
夏の思い出 浜辺の歌 初恋 椰子の実 からたちの花 野の羊 鞠と殿様
ほうすけのひよこ
<18:30 三井アーツ(三好町)>
・・・終了 名鉄三好ヶ丘駅の近くの、三井さん個人が建てられた素晴らしいホールでのコンサートでした。
豊田のソプラノ堀山公子さんも調子よく、満員のお客様も大変喜んでいただけたようです。
私は、この日午前中に中1の授業が5限あり、コンディションが大変心配でしたが、なんとか
最後まで歌うことができホッとしました。
6/24(日) 仲間と奏でるあじさいの詩Vol2 同窓会バージョン 鈴木公子演奏会
夏の思い出 浜辺の歌 初恋 椰子の実 からたちの花 野の羊 鞠と殿様
ほうすけのひよこ
<13:30 豊田コンサートホール 小ホール>
・・・終了 小ホールに入りきれなかったので、扉を開けてロビーまで座席を並べて行われました。
旧姓を舞台用の名前にしていらっしゃった堀山さんが、今日から鈴木公子として活動していきたいと
演奏会の席で宣言されました。内容は先日の演奏会と同じ内容でしたが、彼女に縁のある方ばかりが
お客様として聴いて下さり、お茶とケーキの後、友達による飛び入り演奏もたくさんあり、とても
温かい演奏会になりました。私のコンディションはいいとは言えませんでしたが、なんとか最後まで
歌うことができました。「ほうすけのひよこ」が、やはり評判でした。
7/15(日) i cantanti第9回発表会(門下生発表会)
出演
第一部 吉田志門、則竹尚子、中村武靖、鈴木博子、馬場由里子、神谷亜希子、
山本治樹、田浦美輪、今井歩、片平佐和子、松本たけし、野村桂子
第二部 オオスシンガーズ、市崎謙作、小林洋、丹羽健次、小久保光代、野々村浩史、井原妙子、
丸山友子、久米健司、川端薫、鬼頭茂成、木村桂子、坂本肇、鈴木泰雄
<第一部12:00 第二部16:00 中川文化小劇場>
・・・終了 台風の襲来で開催できるか大変心配されましたが、昼前には晴れ間も見えるくらいになって、とても
嬉しく思いました。門下の方々も、普段の力をそれぞれしっかり発揮され、お客様ものべ350名も
来ていただき、大変充実した発表会になりました。
7/18(水) シリーズトーク「愛知のオペラへの挑戦」
第2回”浅草オペラから「白鳥」まで”
岩にもたれた(オペラ「フラ・ディアボロ」)
恋はやさし野辺の花よ(オペレッタ「ボッカチオ」)二重唱 (S 水谷映美)
<19:00 愛知県芸術劇場小ホール>
・・・終了 音楽ジャーナリスト雑喉潤さんの、大変興味深いお話の中で、2曲歌うという企画でした。
結構間際にお話がきて、「恋はやさし野辺の花よ」は先週楽譜をいただいたばかりで、暗譜がとても
心配でしたが、なんとか間違わずに歌えてホッとしました。リハーサルの時にその雑喉さんに、
田谷力三の声にとても似ていると言われ、光栄でした。雑喉は田谷力三さんと大変親交があって、
葬儀委員長までされた方です。田谷さんも80過ぎまで歌っていらっしゃったので、そうなれるといいな
と思いました。
7/22(日) 瀬戸男声合唱団 演奏会
ミサ曲(グノー)指揮
からたちの花・ああ愛する人の・朝の歌
<14:00 瀬戸蔵ホール>
・・・終了 このホールは初めてだったのですが、300席ほどのこぢんまりした響きのいい美しいホールでした。
瀬戸男声合唱団は、神谷伸行氏が指導している24名の素晴らしい合唱団ですが、氏が多忙でなかなか
練習に来られないということで、ヴォイストレーナーの私も指揮をすることになりました。本番は
やはり、どの練習の時よりもいい演奏になったと思います。拙い指揮でしたが、みなさんよくついて
きてくださって、とても嬉しく思いました。第3ステージで、独唱もしたのですが、調子もまずまずで、
満員のお客様もとても喜んでくださったようで、満足度の高い一日となりました。
8/4(土) 反核日本の音楽家たち
ほうすけのひよこ ピアノ 岡戸弘美
<14:00 緑文化小劇場>
・・・終了 緑文化小劇場は、新しく450席の響きのいいホールでした。中川文化小劇場と響きが似ていると思いました。
この歌を歌った中では最も広いホールだったので、声量もいつもより多めに、そして、滑舌もしっかり目に
歌いました。全体にはいい感じで歌えたと、とても満足しています。評判もとてもよくて嬉しい限りでした。
8/8(水) 名古屋南ロータリークラブ例会
この道 からたちの花 待ちぼうけ 落葉松
フニクリ・フニクラ 忘れな草 オー・ソレ・ミオ 朝の歌 ピアノ 岡戸弘美
<18:00 河文>
・・・終了 370年の歴史を誇る河文で、能舞台を眺めながらのコンサートでした。最初の日本の歌はとても集中して
聴いていただけました。食事を挟んでのイタリアの歌は、やはり、お酒も入ってみなさん楽しそうでしたが、
私も久しぶりに大変調子がよくて、気持ちよく歌うことができ、とても喜んでもらえました。終了後多くの方
から声をかけられ、知人の知人のような方がたくさんいらっしゃって、世間は狭いなと思いました。
例会でこんなに盛り上がったのは初めてだと、係の方に言っていただき、嬉しく思いました。
9/8(土) 磁祖加藤民吉 九州修行200年
オペラ「民吉」メモリアル
ああ愛する人の
<17:00 瀬戸蔵 つばきホール>
・・・終了 仕事の都合で、初めて開演してから会場に駆けつけました。そこで、段取りを聞き、舞台に出るという
なんだかとんでもない舞台になりました。もちろん始めからそういう話しで進んできた企画でした。
瀬戸物祭りの最中で、入場無料ということもあってか、お客様は少なめでした。しかし私自身は調子もよく
気持ちよく歌うことができました。初代民吉の大野憲一さんが、病気で倒れられて以来、初めての舞台で
「カタリ・カタリ」と「初恋」を立派に歌われて、とても嬉しく思いました。
9/9(日) 日頃コンサートに行けない方々のためのコンサート 豊田グルッポ公演
オペラ「バスティエンとバスティエンヌ」(モーツァルト)演出
オー・ソレ・ミオ 乾杯の歌
<14:00 あすて>
・・・終了 ウィーン留学時代にこの作品の演出をしました。大変な高評をいただいたので、今回も日本語ではありましたが、
基本的に同じ考えを持って行いました。モーツァルト12才の時のこの作品は、その天才振りには驚くばかりですが、
ドラマ性などは、そこは子どもの作品かなと思える甘いところがたくさんあります。しかし、若い歌手たちがとても
積極的に取り組んでくれたので、満員のお客様を喜ばせることのできたいい作品に仕上がり、とても満足できるもの
になりました。コンサート前半はコンサート形式で、私も歌いましたが、これも気持ちよく歌うことができました。
9/14(金) 井原さんちのコンサートVol.6
君は我が心の冠 黄昏に歩く 充分な幸せ
夜 朝 知らず 秘やかな誘い(R・シュトラウス)
ショートオペラ 「男と女の物語Vol.1」(原案 だ・ぽんた 作 井原義則)S 井原妙子
<19:00 名東文化小劇場>
・・・終了 声が少し疲れ気味で、調子よくとはいきませんでしたが、なんとかごまかしごまかし最後まで歌うことができました。
R・シュトラウスの歌曲は大変渋いものでしたが、いい評価をたくさんいただき、とても嬉しく思っています。
また、「男と女の物語」もやっと私のお客様に見て頂くことができました。会場全体に、大いに湧いていただき、
みなさん本当に喜んで下さいました。家内もとてもよくやってくれたので、共に大成功を喜び合いました。
満足度の高いコンサートでした。次回は9月4日(木)にVol.7を行う予定です。
9/17(祝) 東員町文化協会コンサート
故郷の四季・懐かしいフォークソング S 馬場浩子
<12:30 立田小学校体育館>
・・・終了 体調を崩し、生まれて初めて熱がある中での本番となりました。幸い喉は動いてくれたので、最後まで歌うことが
できました。体育館は大変暑く、汗が噴き出る中での敬老の行事としてのコンサートでしたが、お年寄りの皆さんは
最後までしっかり聞いて下さいました。ピアノが舞台上、歌が平場という形で行ったのですが、ピアノとの距離が
あったので、アンサンブルがうまく行かないところが少々ありました。後半は舞台上でマイクを使って歌いました。
それからは、とてもうまく行きました。
9/21(金) ムーシケ200人できく生コンサート
これがオペラなの!? 馬場浩子&井原義則
故郷の四季・懐かしいフォークソング
ショートオペラ「男と女の物語Part.2」~イナバウアーへの挑戦。僕の夢はオペラ歌手!?~
(原案 だ・ぽんた 作 井原義則)
<18:30 四日市 カイエンズホ-ル ム-シケ>
・・・終了 前半は故郷の四季を2重唱に編曲して歌いました。途中馬場さんの詩を入れましたが、それもいい雰囲気を作った
と思います。懐かしいフォークソングでは、青いオルフェの「水色のポエム」というデュエットを歌いました。
その折り恥ずかしながら、何十年ぶりかで、いつかやってみたいと思っていた、フォークギターを弾きました。
「男と女の物語Part2」はバカ受けでした。私は最後まで声がもたず、少し残念でしたが、演奏会自体はとても成功
だったと思います。
9/30(日) 中山晋平と佐佐木信綱を偲ぶ会
雨降りお月さん ペタコ 黄金虫 ショウジョウ寺の狸ばやし すずめ 肩たたき 船頭小唄 出船の港
ゴンドラの歌 さすらいの歌 カチューシャの歌 砂山 シャボン玉 夏は来ぬ 鞠と殿様
S 澤田昂英
<13:30 菰野町町民ホール>
・・・終了 町が主催の無料コンサートで、中山晋平と佐佐木信綱を偲ぶ企画でした。500名ほどのホールにたくさんのお客様
がいらっしゃって、第一部は民謡と踊り、第二部が私たちでした。あまり慣れない企画だったので、どうなるか心配
でしたが、お客様も楽しそうにしてくださり、澤田さんとの息も良く合って、なかなかいいコンサートになったと
思います。マイクを使って歌いましたが、ちょっと歌謡歌手になった気分で、面白いと思いました。
10/20(土) メンネルコーア東海演奏会
レクイエム(フェルディナンド・シューベルト)ソロ
見上げてごらん夜の星を 千の風になって
<13:30 愛知県芸術劇場コンサートホール>
・・・終了 舞台に立ちながら、このコンサートホールにあと何回立てるかなと思ってしまいました。一杯のお客様で、とても
気持ちのいい舞台でした。ちょっと声が疲れ気味で、うまく行かなかったところもありますが、平均年齢68才と
いう方たちの情熱的な合唱の前で、楽しく歌えました。指揮の水谷昌平先生も大変お元気で、大中恩さん夫妻も
お見えになっていました。
10/28(日) 愛知県医師会設立60周年記念特別演奏会
交響曲第九番(ベートーヴェン)ソロ
武藤英明指揮 愛知県医師会交響楽団
S 荻野佐和子 A 谷田育代 T 井原義則 Br 末吉利行
<16:00 愛知県芸術劇場大ホール>
・・・終了 2週続けて愛知県芸術劇場での本番となりました。こんなに大きな舞台に立つことができて、とても幸せだなと
思いました。前にこの舞台に立ったのは10年前ですので、今回が最後かなと感慨にふけりながら歌いました。
お客様も一杯で、オーケストラも素晴らしい演奏をしましたし、特に合唱はよく訓練されていて、本当に素晴らしい
演奏でびっくりしました。このところ喉が疲れ気味ですが、なんとか歌うことができてホッとしました。
11/4(日) 第17回ピアノ発表会(奥田育子)
落葉松 オー・ソレ・ミオ
<13:00 三好サンアート小ホール>
・・・終了 響きの良いホールでした。得意の曲でとても気持ちよく歌えました。
11/7(水) 椙山高校同窓会
からたちの花 落葉松 千の風になって よかった
セレナータ 忘れな草 朝の歌
<13:00 名古屋観光ホテル>
・・・終了 90名ぐらいのパーティで食事の後のコンサートでした。みなさん大変熱心に聞いて下さり、調子もこの2ヶ月で
一番ぐらいだったので、とても気持ちよく歌えました。ホテルのパーティー会場とは思えないような、よく響く
お部屋で、お客様もみなさん喜んでいただけたようで、自分としても満足度の高い本番でした。
いつもこのようなコンディションを保つべきだと、改めて思いました。
11/11(日) 敬専寺コンサート
アニーローリー ちんちん千鳥 野の羊 鞠と殿様 オー・ソレ・ミオ 忘れな草
千の風になって マリア 君住む街 タイム・トゥ・セイ・グッドバイ トゥナイト Ms古田真寿美
< 15:00 刈谷 敬専寺>
・・・終了 昨年も歌わせていただいた、お寺のご本堂でのコンサートでした。びっしりと座られた130名のお客様は
大変喜んで下さいました。私自身はやはり本調子ではなく、なんとか最後まで歌い通すことができ、ホッと
しました。コンディションを保つのはなかなか難しく、困った状況だなと思います。ただ、来年も是非と
言われたので、とても嬉しいです。
11/18(日) 南山学園創立75周年記念演奏会
井原妙子(S)岡戸弘美(P)吉田徳子(Org)
乾杯の歌 ああ愛する人の 朝の歌 からたちの花 天使のパン
<11:00 愛知県文化会館コンサートホール>
・・・終了 朝11時からのコンサートでした。前日にリハーサルをすることができて、調子よく歌えたのですが、朝は
なかなか難しなと思いました。なんとか最後まで歌えたのですが、自分のいいところを聞いて頂くことが
できなかったのがとても残念です。朝の本番は、考えなくてはいけないと思いました。
11/23(祝) 鈴木公子Birthday Concert in 豊田
よかった 忘れな草をあなたに さとうきび畑
ああ愛する人の 忘れな草 朝の歌 オー・ソレ・ミオ 乾杯の歌 S 鈴木公子
<14:00 豊田市コンサートホール小ホール>
・・・終了 6月に行ったのと同じ場所で行いました。140名の方が、開け放した扉の向こうでも聞いて下さいました。
感動的ないいコンサートだったと思います。
11/24(土) 鈴木公子Birthday Concert in 豊橋
よかった 忘れな草をあなたに さとうきび畑
ああ愛する人の 忘れな草 朝の歌 オー・ソレ・ミオ 乾杯の歌 S 鈴木公子
<18:30 豊橋市駅前文化ホール>
・・・終了 新幹線で開場直前に駆けつけるという本番になりました。前日と全く同じ歌だったので、舞台を少し見て、
二重唱だけをリハーサルしました。夜の公演だったからか、調子よく歌えました。150名ぐらいのお客様が
大変喜んで下さり、今日も大変感動的なコンサートになりました。
12/7(金) ホームコンサート
故郷の四季 落葉松 待ちぼうけ 朝の歌 忘れな草 天使のパン
メリー・ウィドウワルツ 手を取り合って S 馬場浩子
<14:00 四日市 藤井様宅>
・・・終了 ごく普通のお宅でのコンサートでした。リビングダイニングのお部屋に30名が集まってくださって、
身近に楽しんでいただけたのではと思います。
12/15(土) イデアーレ演奏会 指揮と歌
マイ・フェア・レディ
ヴェネチアの歌 北斗 マイウェイ 白い恋人たち 千の風になって
落葉松 ああ愛しい人の 朝の歌
<12:30 15:30 名古屋ガーデンパレス>
・・・終了 イデアーレを指導するようになって、一年ほど経ちますが、初めての演奏会でした。ケーキとお茶で楽しんで
いただく形式でした。イデアーレの皆さんも表情豊かに歌って下り、表現するといくことも学んでいただく
ことができたと思います。お客様も大変喜んでくださり、メンバーもとても満足気だったので、嬉しく思い
ました。指揮があまりスマートに振れないので、これも勉強しなければいけないなと思いました。
12/16(日) ほんわかあったか ウィンターコンサート
エーデルワイス 落葉松 クリスマスソング ビビディバビディブー チムチムチェリー
一人ぼっちの晩餐会 ホールニューワールド オペラ座の怪人
母さんの歌 見上げてごらん夜の星を 千の風になって 瑠璃色の地球 S 澤田昂英
<19:00 菰野町町民ホール>
・・・終了 たくさんの曲があったので、なかなか大変でした、連日の演奏会だったので、ドーピングでなんとか歌うことが
できました。菰野町主催の無料コンサートでしたが、大きなクリスマスツリーが飾られ、ピアノ、ヴァイオリン、
コントラバス、ドラムの演奏で、華やかな舞台となりました。たくさんのお客様が入ってくださり、最後まで
どなたもお帰りにならなかったので、主催の町も大変喜んでくださいました。これで今年の本番は終わりです。
なんだかホッとしました。
今年を振り返って・・・
今年はおかげさまで大変充実した年になりました。本番数はなんと51回を数え、職を辞めてまで、歌に生きよう
とした甲斐があったと感じました。知立での華やかなニューイヤーコンサートから始まり、2月には名古屋市事業
団の「伯爵令嬢マリッツァ」も大好評でした。また、毎年行っている中部レンダースコンサートでは、イタリア歌
曲の歴史を解説を交えて歌うことができました。愛知県事業団の主催事業でも歌うことができましたし、久しぶり
に「井原さんちのコンサート」も、家内と共に再開することができ、これも大変好評でした。
今年は、山口雅子さん、鈴木公子さん、下垣真希さん、古田真須美さん、澤田昂英さんらが、コンサートのパート
ナーとして呼んで下さいました。四日市の馬場浩子さんとのコンサートもたくさん開き、「男と女の物語パート2」
もびっくりするような大評判を生みました。他にも、南山学園75周年記念演奏会に夫婦で出演させていただいた
こと、愛知県医師会の「第九」で芸文大ホールで10年振りに歌ったことも印象に残りました。
ピアノは常に岡戸弘美さんに、いろんな無理も聞いてもらいながら担当していただきました。スペシャルサンクスです。
演出も、豊田オペラグルッポで「バスティエンとバスティエンヌ」を手がけ、これも大変講評でした。
門下生もたくさん増えて、1月・7月の発表会、9月の講習会などを提供することができ、その中でも、8月の
尾東音楽コンクールでは、出場者全員が優勝・2位を含む入賞を果たしました。また、対外的に演奏をする人も
少しずつ増えてきて、門下生の積極性と充実振りを感じた年でした。
合唱も、グリーンエコーのヴォイストレーニングに加えて、新たにモーツァルト200合唱団のヴォイストレー
ニングも行うことになりました。瀬戸男声合唱団では、7月に演奏会でミサの指揮をしました。イデアーレも
12月に演奏会を果たし、オオスシンガーズも1月・7月の発表会の他に、札幌でのロータリークラブ合唱祭への
出演で高く評価され、練習のモチベーションもさらに上がって、少しずつ力をつけてきました。
なにをとっても良いことずくめの一年でしたが、新たな問題も浮かび上がってきました。本番が多く、門下生が
増えた分、喉のコンディション作りが大変難しくなったことです。これからも歌って行きたいならば、この問題を
なんとかしていかなければなりません。来年はこのことに気を配っていく年になりそうです。
有り難いことに、すでに13件の演奏会が決まっていて、日程は決まっていませんが依頼されている分も少しある
ので、是非、常にいい演奏ができるよう頑張りたいと思います。
読んでくださってる皆様も、どうぞよい年をお迎え下さい。